NOTE 22 · 経験から学ぶ
「腐るなよ」に、当時は「いつまで?」と思っていた
上司の尻拭いばかり任されていた時期に、「腐るなよ」と声をかけてくれた上司がいました。
こんなときに 負担の大きい仕事の後、自分に残ったものを整理したいとき。
- 1
出来事と気持ちを分ける
- 2
自分で対処できたことを一つ書く
- 3
次も使う手順を残す
- 4
抱えきれないことの相談先を決める
この経験・事例について
本人の取材に基づく記事です。本人の振り返りを紹介するもので、すべての職場で耐え続けることを勧める記事ではありません。
その言葉を聞いて、すぐに前向きになれたわけではありません。当時の気持ちは「いつまで?」でした。いつまで、この仕事を続ければいいのか。そんな思いがありました。
今も言葉が残っている理由
なぜ今も心に残っているのか。本人の答えは、「乗り越えた先に、今があるから」でした。
その時期に身についたものとして挙がったのは、逆境魂、切り開く力、創造性、そして自分に対する安心感です。
経験した当時のつらさと、後から見いだした意味は、両方あります。苦しかった経験を振り返って力になったと言うことは、当時の負担をなかったことにするわけではありません。
「明日の自分に任せておけばいい」
自分に対する安心感は、大きな仕事が始まる前や商談の前日に感じるそうです。
「自分が一番頼りになるし、明日の自分に任せとけばいいや」
ただし、準備をしないという意味ではありません。その安心を支えるものとして話していたのが、相手が社内でも説明できる「一人歩きできる資料」でした。当日は、そこへ自分の言葉を足します。
初心者は、まだ同じ安心感を持てなくてよい
これは、経験を重ねた本人の振り返りです。今つらい仕事をしている人に、同じ結論や耐え方を求めるものではありません。
取材から初心者の行動へ置き換えるなら、自分で取り組めることと、助けを借りることを分ける練習ができます。「誰に確認するか分かった」「次に同じ依頼が来たら、この順で動ける」といった小さな材料を残してみましょう。
当時は「いつまで?」と思った。それでも今は、「自分が一番頼りになる」と言える。その間に積み重ねてきた経験が、この言葉の背景にあります。
YOUR TURN
自分の一件で、書いてみよう。
手元に用意するもの
今日起きたこと、自分がした対応、助けを借りたこと。
記入例を見る(説明用)
出来事=急な修正依頼/対応=変更箇所を一覧にして確認/残す手順=着手前に対象範囲をそろえる/相談=締切が重なる場合の優先順位。
CHECK
ここまでできたら、次へ。
無理に前向きな結論を作らず、次に使える手順か、助けを求める相手が一つ決まる。
うまく進まなかったときは?
対処できなかった日は相談することを次の行動にする。我慢の長さを成果にせず、負担を具体的に伝える。