NUSSI’S SALES NOTEウッシの営業ノート

NOTE 16 · 営業の実践ノート

営業の腕時計:買う前に、仕事中の使い勝手を見る

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腕時計は、買う前に、今の時計で仕事中に困る場面があるかを確かめます。見るのは、訪問先のルール、時刻の読みやすさ、袖や筆記の邪魔にならないかです。高い時計を選ぶことと、営業の準備ができていることは別です。

今日できるようになること

今の時計を着けて、時間確認・筆記・袖を通す動作を試す。

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こんなときに 時計が仕事の邪魔になる、または買い替えを迷うとき。

この順番で進めよう
  1. 1

    困る場面を一つ書く

  2. 2

    会社と訪問先の着用ルールを確かめる

  3. 3

    袖・筆記・時刻確認を試す

  4. 4

    必要条件を決め、買う・続ける・保留を選ぶ

会話・記入例は、説明用の例です。自分の案件の条件へ置き換えて使ってください。

腕時計で迷うのは、どんなとき?

営業を始めると、「腕時計は要るのか」「今の時計で失礼にならないか」「買うならどのくらいの物か」と迷うことがあります。先輩が着けている時計を見て、自分も買わなければと焦る人もいます。

この記事では、どの時計が良いかは決めません。高い時計を着けることと、営業の準備ができていることは別の話だからです。決めるのは、今の時計(またはスマホ)で、仕事中に困る場面があるかどうかです。

困る場面がなければ、買わずにそのまま使う、という結論でかまいません。困る場面があるなら、それを解消する条件だけを決めて探します。

基本の考え方:時計は、約束の時間を守るための道具

営業で時刻を確かめるのは、主に3つの場面です。訪問先へ着く時刻を確かめるとき、商談の残り時間を確かめるとき、次の予定へ移動するときです。この3つができれば、道具は何でも役目を果たしています。

時刻を守る準備は、時計を選ぶ前から始まっています。訪問先までの移動時間を調べ、出発する時刻をスマホのアラームに入れます。早く着きすぎたら、約束の時刻が近づくまで近くで待ちます。

商談中の時間の確かめ方

商談中に何度も時計を見ると、相手は「急いでいるのかな」と感じることがあります。そこで、最初に終わりの時刻を口に出して確かめておきます。「本日は15時までと伺っています。その時間で進めてよろしいでしょうか」のような一言です(時刻は説明用の例です)。

途中で確かめるときは、資料をめくる、メモを書く、といった動作の合間に、手元を短く見ます。部屋に壁の時計があれば、それを見る方法もあります。予定の時刻が近づいたら、「お時間が近いので、残りの点を確認させてください」と伝えます。

スマホの時計で足りる場面、足りにくい場面

移動中や社内では、スマホの時計で困ることは少ないでしょう。一方、商談中にスマホを取り出すと、通知や別の用件を見ているように受け取られることがあります。訪問先によっては、現場へのスマホの持ち込みや撮影が制限されている場合もあります。

商談中や現場で、スマホを出さずに時刻を見たい。これが、腕時計が役に立つ主な場面です。通知が届く時計(スマートウォッチ)を使う場合は、商談の前に音と振動を止めておきます。

会社と訪問先の様子を確かめる

腕時計について、決まりがあるかどうかは会社によります。分からなければ、先輩に一度聞きます。

訪問先によっては、衛生や安全のために、腕時計やアクセサリーを外すよう求められることがあります。その場合は、時計選びより先に、現場のルールに従います。

買う前に試す4つの手順

新しい時計を探す前に、今の時計で次の4つを順に行います。時計を持っていない人は、手順3をスマホで試してください。

  1. 困る場面を一つ書く。「シャツの袖に引っかかる」「文字盤を読み取りにくい」「通知音が気になる」など、実際にあった場面を一つ選びます。思い当たらなければ「なし」と書きます。
  2. 着用のルールを確かめる。会社に決まりがあるか、よく行く訪問先で外す必要があるかを、先輩に聞きます。分からなければ「未確認」と書き、聞く相手を決めます。
  3. 3つの動作を試す。仕事用のシャツと上着を着て、時計を着けます。袖を通す、机でメモを書く、手元で時刻を読む、の順に試します。名刺を渡す動きも一度やってみます。
  4. 必要な条件を決め、買う・続ける・保留を選ぶ。困った動作を解消する条件を、言葉で書きます。買うなら、条件を満たす候補だけを比べます。困り事がなければ、今の時計を続けます。

下の実践シートは、この手順で埋まります。手順1が「困る場面」、手順2が「着用ルール」、手順3が「動作確認」、手順4が「必要条件」と「購入・継続・保留」です。

困り事別:比べる条件と、先輩への聞き方の例

手順1で書いた困り事から、比べる条件を決めます。次の表は一例です。

困り事比べる条件試し方
袖に引っかかる厚さ・ケースの形・実際に着けた収まり普段のシャツの袖を通し、手首を曲げてみる
時刻が読みづらい文字の大きさ・表示・明るさによる見え方腕を机に置いたまま、短く見て読めるか
屋外や現場で使う必要な耐久性と、現場の着用ルール外す場面があるかを先輩に聞く
通知が気になる音や振動を止める方法止める操作を、商談の前に実際にやってみる

表が収まらない場合は、左右に動かせます。

ブランド名だけでは決められません。同じブランドでも、大きさや表示、重さは違います。G-SHOCKなどを候補にする場合も、モデルごとの条件を見ます。

店で試せるなら、普段のシャツを着て行き、筆記や名刺交換の動作をその場で確認します。購入時は、正確な品番と、保証・返品の条件を確かめましょう。ベルトの長さを自分で調整できるか、電池交換や充電がどのくらいの間隔で要るかも、販売ページや店で確認します。

着用のルールは、自分の時計を見せながら聞くと、相手も答えやすくなります。

自分:「訪問先で、腕時計を外すように言われる所はありますか。今はこの時計を使っています」

先輩:「B社の工場は、入る前に外すよ。ほかは今の時計で問題ないと思う」

自分:「ありがとうございます。B社の日は、外してしまう場所を決めておきます」

社名と返事は説明用の例です。聞いた内容は、実践シートの「着用ルール」に書きます。

よくある失敗と直し方

「営業だから」と、高い時計を急いで買う

困る場面を書かないまま買うと、選ぶ基準がなく、値段やブランド名で決めることになります。先に手順1〜3を済ませます。困り事が出てこなければ、買うのは保留にします。

通知の音や振動を止め忘れる

商談中に手首が光ったり震えたりすると、自分も相手も気が散ります。訪問先の建物に入る前に止める、と決めておきます。スマホの音を止めるのと同じタイミングにすると、忘れにくくなります。

商談中に、時計を見る回数が多い

残り時間が気になると、つい何度も見てしまいます。最初に終わりの時刻を確かめ、話す順番をメモに書いておきます。メモの横に「ここまでで◯時」と目安を書いておくと、見る回数を減らせます。

ベルトがゆるく、書くたびに机に当たる

時計が手首で動くと、メモを書くたびに机に当たって音がします。ベルトの長さを調整し、手順3の「机でメモを書く」をもう一度試します。調整で直るなら、買い替えは要りません。

よくある質問

腕時計をしていないと、失礼になりますか?

腕時計がないこと自体を、失礼と決めることはできません。約束の時刻に着き、決めた時間内に話を終えられるなら、時計の役目は果たせています。気になる場合は、先輩に会社や訪問先の様子を聞いてみます。

いくらくらいの時計を選べばいいですか?

この記事では、金額の目安は示しません。必要な条件を先に書き、無理なく出せる上限を自分で決めます。そのうえで、条件を満たす物だけを比べます。

スマートウォッチを使ってもいいですか?

会社や訪問先の決まりに反しなければ、使えます。商談の前に通知を止め、商談中は画面を操作しないようにします。訪問先によっては、通信できる機器の持ち込みに決まりがあるので、初めて行く現場は先輩に確認します。

服装との合わせ方は?

時計だけで考えず、仕事用の服と一緒に身につけて確かめます。服の決め方は、営業の服装:明日の一組を決める順番にまとめています。

今日やることは一つです。今の時計を着けて、袖を通す・メモを書く・時刻を読むの3つを試してください。

スーツと合わせて考えたいときは、営業のスーツの選び方も参考にしてください。

YOUR TURN

自分の一件で、書いてみよう。

手元に用意するもの
今の時計、仕事用の服、訪問先の着用ルール。

記入例を見る(説明用)

困る場面=メモを書くとき、時計がシャツの袖に引っかかる/着用ルール=会社の決まりはなし。B社の工場では入る前に外す(先輩に確認)/必要条件=袖を通しても邪魔にならない形と厚さ/動作確認=袖を通す△、メモを書く△、時刻を読む○/購入・継続・保留=保留。次の休みに、普段のシャツを着て店で試してから決める。

入力は自動保存されません。ページを移動する前に保存してください。保存した内容は他の人に自動送信されません。

CHECK

ここまでできたら、次へ。

欲しい理由をブランド名以外で説明でき、使う場面の条件を確認できる。

うまく進まなかったときは?

困り事がなければ購入を保留。現場で着用不可なら、時計選びではなく現場のルールに沿う。

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