「検討します」の後に送るメール例|催促に偏らない営業フォロー
商談後、いつ・何を連絡すればいいか。お礼、追加資料、返信がないときの文面と、連絡を区切る判断をまとめました。

- 商談中に、次の連絡日と方法を相談する。
- メールは用件と必要な確認を一つに絞る。
- 返信がない理由を決めつけず、約束と状況で区切る。
会話・記入例・試算は、説明のための例です。実際の状況や確認できた内容に置き換えて使ってください。
この記事の目次
NOTE 01「検討します」を、次の確認につなげる
「検討します」は、社内相談、他案との比較、時期の調整、見送りなど、さまざまな意味を含みます。その一言だけで受注の見込みや断りと判断せず、差し支えない範囲で次に必要な確認を尋ねます。
「ありがとうございます。社内でご検討いただく際、比較に必要な資料や、こちらで補足したほうがよい点はありますか?」
「いつ頃ご確認の予定でしょうか。その頃にメールで一度お伺いしてもよいですか?」
相手が日程を決められなければ、確認できる時期を改めて相談します。「来週には決まりますよね」と答えを狭めず、今は優先度が低いという情報も受け止めてください。
NOTE 02お礼メールは、商談の記録と宿題を短く残す
商談のお礼だけでは、相手は何を確認すればよいかわかりません。合意した要点、営業側の宿題、次の連絡予定を短く残すと、双方の記憶の違いを見つけやすくなります。合意していない事項を「本日決定した内容」に含めないでください。
件名:本日の打ち合わせのお礼と確認事項(発注作業の見直し)
本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
本日は、月末の照合作業と、既存のシステムを変えずに進めたい点を確認させていただきました。
当方で入力項目の比較案を作成し、金曜日までにお送りします。利用人数は、御社で確認できた範囲を次回お伺いできれば幸いです。
認識が異なる点がありましたら、お知らせください。
文面中の内容や曜日は架空の例です。実際に約束した期限に差し替え、添付する資料の版や宛先も確認します。社外に共有してよい内容かを確かめる習慣も、送信前の確認に含めましょう。
NOTE 03次の連絡では、判断を助ける用件を一つ選ぶ
前回の資料をそのまま送り直す前に、何が未確認だったかをメモで振り返ります。費用が課題なら見積もりの条件、現場の手間が課題なら準備と運用の説明が必要です。送る資料が思いつかないからといって、無関係な案内を追加する必要はありません。
| 前回の話 | 次の連絡の用件 | 避けたい送り方 |
|---|---|---|
| 運用の手間を知りたい | 準備と日常作業を分けた1枚を送る | 機能紹介を大量に添付する |
| ほかの案と比べたい | 費用の範囲と制約をそろえて示す | 比較条件の違いを伏せる |
| 予算の時期が未定 | 次に状況を確認してよい時期を聞く | 期限の根拠なく申込みを急がせる |
表が画面に収まらないときは、横にスクロールできます。
追加資料を送る前に確かめる
説明のための会話例です。状況に合わせて言い換えてください。
前回お話のあった、運用時の手間を整理しました。特に確認したいのは、初期設定と日々の入力のどちらでしょうか?
日々の入力です。現場の仕事が増えるのが心配です。
では、現行の作業と変更後の作業を並べた資料をお送りします。例外処理は未確認なので、その点も明記します。
NOTE 04返信がないときは、約束した時期を基準にする
「3日後に必ず追客する」と一律に決めると、相手の社内確認より早く催促してしまうことがあります。基本は、商談で相談した時期と方法です。期限を過ぎても、休暇や予定変更などの可能性があるため、理由を決めつけない短い確認から始めます。
件名:入力項目の比較案について、確認時期のご相談
先日お送りした比較案について、今週を目安に確認と伺っておりましたのでご連絡しました。
予定が変わっていましたら、次にお伺いしてよい時期だけお知らせいただけますと幸いです。
追加の情報が必要な場合も対応いたします。
返信がないまま電話・メール・別の連絡先へと広げる前に、会社の方針と相手の希望を確認します。連絡不要との申し出があった場合は尊重してください。未返信という事実と、推測した理由は記録でも分けます。
NOTE 05見送りや保留には、区切りをつける文面を使う
返信をもらうことが目的になると、相手の時間を奪う連絡が増えてしまいます。検討の時期が決まらない場合は、いったん案内を区切り、必要なときに相談できる窓口を残す方法があります。
件名:今回のご提案に関するご連絡について
その後のご状況が未定かと存じますので、今回のご提案に関する当方からのご案内はいったん区切らせていただきます。
比較資料の確認や再検討の際にご相談がありましたら、このメール宛にご連絡ください。
お時間をいただき、ありがとうございました。
見送り理由を教えてもらえる場合は、しつこく聞き返さず、価格・時期・優先順位・提案内容のどこに違いがあったかを一つ記録します。再検討の条件があっても、相手の了承なしに定期連絡を決めないようにしましょう。
NOTE 06振り返りは、連絡回数より商談の終え方を見る
フォローが進まなかったとき、「メールをあと2通送ればよかった」と回数だけで結論づけないでください。提案の時点で、判断する人や必要な条件がわかっていたかを見直します。
未確認事項:相手の判断に足りない材料は何か
最終連絡:日時・手段・用件・返信の有無
次の予定:連絡してよい時期/案内を区切る
改善点:次回の商談の最後に確認すること
送信前の確認
よくある質問
お礼メールは当日でないと失礼?
一律に決めず、約束した資料の期限や相手の業務時間を優先します。すぐに資料が準備できない場合も、準備中であることと送る予定を短く伝えれば、認識をそろえられます。
電話したほうが返事は早い?
早さだけで手段を選ばず、相手が希望する方法を使います。電話での確認を合意している場合でも、都合がよいかを先に尋ね、用件を短く伝えます。
無返信の案件を失注にしてよい?
無返信と見送りの意思表示は別の情報です。社内の案件管理ルールに沿って、未返信、保留、見送りなどの状態と確認できた事実を残します。相手の意思を推測で確定しないようにしましょう。
「何の返事を待っているか」と「相手と約束した日」を確認してください。次のメールには、相手にお願いすることを一つだけ書きます。

